久しぶりにブルックリンローカルな話題です。

料理が半ば趣味の私にとって、食材の買い出しは毎日の欠かせない日課であり楽しみでもあります。ブルックリンにはニューヨーク最大の日本食&食材のマーケットプレイスであるジャパンビレッジが自宅のすぐ近所にオープンしたこともあり、外せない場所ではありますが、実は和食を作ることは少ないこともあり、メインで使用する買い出しスポットは、Whole Foods Market、Costco、そしてレッドフックのFairway Market でした。

しかし、Fairway Market がChapter 11(再建型の倒産手続き)をファイルしたことで、これまで14店あったニューヨークの店舗は、わずか5店舗となり、ブルックリンとクイーンズの店舗はともに、ブルックリンをベースとしているスーパーマーケットFood Bazaar を運営している、Food Bazaar SupermarketであるBogopa Service Corpに売約されてしまいました。

Food Bazaarに店名を変えたばかりの頃、早速足を運んでみたのですが、これまでFairway Market で扱っていたようなちょっとユニークな商品や質の高い商品は大きくカットされており、非常にがっかりした次第です。

その後すっかり行かなくなっていたのですが、やはり料理が趣味の友人から「Food Bazaarは韓国系らしく、モツが売ってたから買った」という話を聞き(彼はアメリカ人なのですが、日本食通です)、もしかしたらよくなってきているのだろうか・・・と、少し気にはなっていました。

ということで、2週間ほど前になりますが、あらためてFood Bazaarでの買い出しに挑戦してきました。

なにしろ仕事で毎日のようにマンハッタンに運転していく身としては、バッテリーパークトンネル(Hugh L. Carey Tunnelに名前が変わりましたが・・・)からブルックリンに戻ってくるとき、広い駐車場のついたレッドフックのロケーションは非常によりやすいという事もあります。

結果からご報告すると「期待大」でした。

これまでFairway Market の居抜きの状態で運営していた店舗を、いよいよ根本的に変えていく予定らしく、店内は写真にもあるように、新しい冷凍・冷蔵什器が多数おかれており、新装準備中の状態でした。

そして、何より驚いたのは、刺身用のサーモンや鯖、とびこや貝類など、Fairway Marketでは扱っていなかったようなものが置かれていたことです。

置き方かや品揃えからして、色々と実験しながら探っていく感じなのかなと思いましたが、ちょっとした驚きでした。

友人の言葉を思い出して調べてみると、Food Bazaarのオーナーは韓国で生まれアルゼンチンで育ち、ニューヨークに引っ越してきたという経歴の、Francis Anという人で、インタナショナルフードを積極的に扱っていく予定のようです。

ということで、Whole Foods Market、Costco、Japan Village に新たにFood Bazaar を加え、ブルックリンでの食材調達ライフがこれまで通りか、あるいはそれ以上に楽しく充実した物になりそうです。