世界中どの都市でも同じ状況なのかどうかはわかりませんが、タクシー需要の高いニューヨークでは長年タクシー(イエローキャブ)免許の発行数を抑制することでタクシー業界を守ってきました。

その見返りに、イエローキャブを走らせる権利であるMedallion(メダリオン)の価格を引き上げてきたわけですが、1937年に$10ドルで購入できたメダリオンは、いまや$1M前後の価格になっているのは驚きで、これがメダリオンは最高の投資商品といわれる由縁です。

そのためイエローキャブ各社は多額の借金をしているわけですが、この構造がUber(ウーバー)などのタクシー配車アプリケーション会社の登場により破壊されつつあり、ニューヨークのメダリオンの価格が歴史上初めて下がったことが話題を呼んでいます。

とはいっても下がったのは若干であり、米国の他の都市の価格と比べればまだまだ高額です。

Competition from Uber drives New York’s “Taxi Kingpin” deep into debt

Yellow cabs seeing fewer rides as Uber, black car sector grows