スクエア・フィート(Square Feet)というのは米国での面積の単位であり住宅不動産の世界では主に床面積に使用されます。

床面積は物件を売却する際にも購入する際にも非常に重要な要素となりますので、このスクエア・フィートという単位に慣れておくのは非常に重要です。

まず表記方法には以下のようなものがあります。

SqFt, Sq.Ft., sq.ft., Sqft, SF, ft2 (2は二乗の2)

1,350SqFt や 1,350SFのように表記されますが、ニューヨークの不動産マーケットでよく見かけるのはSqFtとSFではないでしょうか。

次に実際のサイズについてですが、1SqFtというのは0.0929平方メートル(平米)になります・・・わかり辛いですね。

大きなサイズで考えてみると1,000SqFt = 92.9平米となりますから少しわかりやすくなるのではないでしょうか。

1,000SqFt は100平米に少しだけ欠ける面積ということになりますので、サイズをイメージするということで言えば1,000SqFt というのは大体100平方メートルくらいと大雑把に覚えておけば問題ありません。500SqFtは50平米、850SqFtは85平米というわけです。

これでスクエアー・フィートというサイズの感覚がつかめたと思いますが、最後に床面積当たりの不動産価格、つまり1SqFt(ワン・スクエアフット)当たりの値段についてです。

例えば1ベッドルーム・コンドミニアムの価格が$850,00ドルで床面積が600SqFtであった場合、1SqFt当たりの価格は$1,417ドルということになります。

1SqFtというのは、1foot x 1foot の正方形の面積ですが、1foot は30.48cmですので、1SqFt当たりの価格というのは、約30cm四方の正方形の不動産価格ということになります。

ちなみにマンハッタンでの1SqFt当たりの平均不動産価格は不動産バブルでもうこれ以上は上がらないと言われていた2007年前後には約$1,200ドルだったのですが、現在はそれをはるかに超えています。

スクエア・フィートは土地の面積にも使用されますが、郊外の一軒屋などの場合にはエーカー(Acres)という単位が使用されます。ちなみに1エーカーは43,560スクエア・フィート、約4047平米になります。