金融、観光、アート、ファッション、ミュージック、エンターテイメント、教育・・・これらは皆ニューヨーク (NYC)という街を強い街にしている要素であり、各分野、セクターにおける最高の環境を求め、毎日世界中から多くの人が移り住んでくるのがニューヨークの強みであり、それこそがニューヨークの不動産マーケットを下支えしている要素の一つです。

そしてこのレイヤーの一つに近年ITスタートアップセクターも加わりつつあるというのがこの記事。

これまでITのスタートアップといえばシリコンバレーがその代名詞だったわけですが、近年急速にこの分野でニューヨークが存在感を見せ始めており、そのことが数字にも表れています。

先にあげたニューヨークがもともと持つ強みとこれからのIT産業を牽引する可能性がある新興企業とが色々なレベルでコラボレートすることにより、ニューヨークの付加価値がさらに上がることは、当然ながらニューヨークの不動産価値がさらに上昇することを意味しているわけですが、これは単純なオフィスニーズの上昇などととどまらず、住宅、建築、インテリア、外食、ライフスタイル&トレンドなど、ニューヨーク内のあらゆるセクターに影響を与える可能性がある動きです。

tform Gust, the number of funding applications for New York City start-ups grew by 22 percent for the first few months of this year.

Source: How tech startups are impacting NYC real estate | Real Estate Weekly