デベロッパーが新築物件を建てる際には綿密なエリア調査が行われた上で実行に移されるため、彼らの動きを追う事で今後伸びていくエリアをある程度知ることが可能になります

利益を最優先する彼らにとって、出来るだけ土地価格が安いエリア、しかもそれでいて高い賃料もしくは購入価格を設定可能なエリアを探すことはデベロップメントの生命線でもあるからです。

4~5年ほど前によく「ブルックリンは目をつぶってどこを買っても大丈夫」という話を聞きました。実際数字を見てみるとその言葉がほぼ現実となってきているわけですが、それでも当時ボローパークを選んだ人は少なかったのではないでしょうか。

ただしローカルのエリア事情はちょっと注意が必要で、いきなり飛び込めるということではありませんが、面白いエリアだと思います(もう片方のウィリアムズバーグの南エリアブロードウェイ周辺は既に随分前から開発が進んでいるので新鮮味は全くありません)。

実は以前、私自身も自分の物件探しのために随分歩いた覚えがあるのですが、ここ数年でタウンハウスの価格が急上昇して1M以下で見つけるのは難しくなっており、落ち着いた街の雰囲気と便利な商店街(場所によりますが)が魅力的なエリアです。

また西隣のサンセットパークはインダストリーシティの開発も急速に進み既に注目のエリア、東隣のケンジントンは手頃なコープがここ数年で高い人気を呼んでいるエリア・・・。

ということでボローパーク・・・今週どこかで一度街をよく歩いてチェックしに行きたいと思います。

Source: Unexpected Luxury Rentals in Brooklyn – The New York Times